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2023.01.24

わたしコラム|初笑い

行ってみたよ 

先日、「志の輔らくご in PARCO 2023」に行ってきました。ワタクシ的には新年の風物詩というか、これを観て(聞いて)新年が始まるくらいの勢いで、毎年行かせていただいております。巷ではなかなかのプラチナチケットだとも噂されるのですが、幸いにも毎年チケットが入手できており、かれこれ7、8年は連続で行かせていただいているので、すっかりワタクシの中での歳時記となっております。

今回は演目が公表されることもなく、観てからのお楽しみということで、会場に入っても始まる前は以下の通り。

開演前

ワクワクしながら開演の時間を迎えます。

前半は「落し噺」と「お楽しみ」ということで、中味は新作「まさか」と「狂言長屋」という演目。「まさか」は「まさか」という言葉の使い方を巡っての丁丁発止のやり取りを、面白おかしく展開、「狂言長屋」はネタの面白さもさることながら、噺の途中で高座から能舞台に場面を転換して本物の狂言が始まります。途中から志の輔師匠自らも舞に入り、しばし落語とは違う世界を体感、そして再度高座に場面が戻り、噺をしめるという展開。毎回何らかの演出が凝らされますが、今回は落語と狂言のコラボという贅沢な演出でした!

ヤマザキ マリさんが描かれた志の輔師匠です

そして、中入り(休憩)を挟んで最後の「落語」が始まります。こちらは「百年目」という古典の大ネタ。ネタの内容については割愛しますが、人物描写、間の取り方、語り口調、表情どれをとっても志の輔師匠の話芸は素晴らしい!の一言に尽きます。これはもう芸術といっても過言ではない!最後はお正月らしくパパパン、パパパン、パパパンパンとみんなで三本締めをして終演です。

終演後

中入りを挟んで約3時間、笑いあり、涙あり、驚きありの贅沢な時間を堪能させていただきました。

今年も「笑う門には福来る」という通り、笑いが絶えない一年でありますように。

Written by
TAKESHI ITOH

DESIGNER

広告デザイン一筋に、各種クライアントの雑誌広告、新聞広告、ポスター、パンフレットなどの商業広告から、イベントブースの設計・デザインなどの制作業務全般に携わる。現在もグラフィックデザイナーとして現場を兼ねつつ、アートディレクターとして、企画・提案から制作・進行管理までを担当。