お久しぶりです。WEBデザイナーの若松です。
求職者の9割以上が企業のWEBサイトをチェックして転職活動の情報収集をしているというデータ(エン転職調べ)がある中で、今回は前回のマーケティングの知識を踏まえた上でなぜ採用サイトが必要なのか、なぜ今なのかというところを解説していきたいと思います。
WEBサイトならもう持ってるけど?
すでに企業サイトを持っているお客様が、あえて採用サイトを分けて作る意味ってなんなのでしょうか。
きっと・・・
「現状のサイトに採用向けコンテンツを掲載しているので不要だろう」
「採用のことは求人広告で十分」
「別々のサイトとして管理するのが大変」
などの、疑問の声も挙がってくると思います。
ターゲットが違うからコンテンツも違う
企業サイトは対顧客・対企業向けのコンテンツがメインであり、事業内容や企業理念への説明は、もちろん充足しています。
ですが、採用のターゲットは「求職者」です。
求職者が求めている情報は、上記の内容で足りているのでしょうか?
実際の仕事内容やオフィスの雰囲気、一緒に働く社員の方の顔つきや空気感、福利厚生等、働く上で気になる情報はかなりあります。
また、デザインもポイントです!
お客様向けとなると、どうしても「かしこまったデザイン」にしてしまいがち。
その雰囲気の中に社員のインタビュー記事を掲載したとしてもなかなか本音やざっくばらんの内容にならず、求職者にとっては「なんかちょっと堅いな・・・」といった印象を与えかねません。
企業パンフレットと販促チラシの雰囲気が違うように、ターゲットが違えばターゲットに合わせた外観デザイン・導線設計にする必要があります。
求人広告だけでは伝えきれない
「でも、求人広告があるじゃん!」という声が聞こえてきます。
しかし、しかしです。
求人広告はあくまで発見のためのメディアであって採用サイトが果たす役割とは異なっているのです。
どれだけ頑張って求人広告の見出し画像や文章を作ったとしても、限られた枠の中だけでは自社の魅力を十分に伝え切るには難しいのです・・・。
その点、自社制作のサイトでは掲載するコンテンツ、導線、外観デザインから与える雰囲気はすべて自由です。
自由な分、専門的な知識や綿密な設計が必要にはなりますがそれ相応の効果があります。
具体的に何を掲載すべきか
では実際にどういったコンテンツを掲載すべきなのでしょうか。
それは「入社後の姿をイメージすることができ、より自社のファンになってもらうコンテンツ」になります。
企業理念・事業内容
企業サイトと一見、重複するようですが、顧客向けの伝え方から、ともに働く仲間が咀嚼しモチベートされるよう“翻訳”する必要があります。
また、事業内容については同業との差別化や事業戦略などを、業界外の方や社会人経験のない学生に伝える必要があるのです。
仕事について
実際の仕事風景を紹介するコンテンツは就業後の自分の働き方をイメージさせるためには、とても大切です。
1日の流れをビジュアルで紹介するコンテンツなどビジュアルを多く出すことでイメージさせやすくなります。
働く人・環境
転職理由で常に上位に位置するのが「人間関係」。つまり、どんな人が活躍しているのかは、実は求職者がもっとも気になるポイントです。
「自分に合いそうな人が多そう」「この人みたいになりたい」
そんなふうに心を動かせる写真をしっかりと撮影するディレクション力も実はとても重要です。
加えて、年齢層・有給取得率・勤続年数等、データで表せるものをビジュアライズに表現することで伝わりやすいコンテンツとなります。
掲載コンテンツの注意点
・・・・・つまり、採用サイトは“見た目=ビジュアル”が非常に大切なのです!
かっこいいからと、安易にフリーの人物写真素材を使ってしまうと、他社の採用サイトと被ったりしてチープに見られてしまったり。
社員の方を撮影するにしても、いかに良い表情を引き出せるかはカメラマンの腕次第。
またコンテンツだけでなく導線設計(UI/UX)も重要になります。
気持ち良い流れで、コンテンツを見てもらうことで、気持ちが高まりスムーズにエントリーに導くことができるのです。
まとめ
目的のターゲットに合わせたWEBサイト制作も細分化されている中、採用マーケットでもコロナ禍でオンライン化は加速しています。
応募を取り逃がさないよう最適なコンテンツを発信していきましょう。
・・ここからは宣伝(笑)
弊社でも採用サイトを制作するキャンペーンも行っておりますので、
是非、お声がけくださいませ。