従業員も社会も賛同しやすいミッション/ビジョンとは? | カラビナ
人気カウント105
ちかごろ、以前にも増して、さまざまな企業のミッション/ビジョン作成のオシゴトをいただくことが多い私たち。また、その際に、それまでのミッション/ビジョンや経営理念として置かれているコトバの課題に気づくことも増えました。
実は、当社カラビナは広告制作会社でもありますが、目指すところは、こうした企業理念をはじめとする、経営や組織、事業と関わるコミュニケーションをクリエィティブで加速すること。まだまだ、道半ばで、この大きな領域の一部しか見えていませんが、大急ぎでみなさんにお伝えしなきゃ(だって、よいミッションをつくった方がいいに決まってるから)。と、コラムにさせていただきました。
正しいけれど、魅力のないミッション、ビジョンって多くないですか?
企業にとって、理念やミッションを整理するのは、とっても重要なこと。それによって表層で理解できる事業価値だけでなく、その先に創りたい社会や世界観が明確になり、従業員も社会も賛同しやすくなる。この方程式に違和感を持つ人はいないはず。でも、「つくればいいのか」「まとめればいいのか」というと違うのではないか、と私たちは思います。ないよりはもちろん、いいのだけれど。その内容や言葉が、従業員にとって魅力のないものだったら。たとえば、顧客第一主義やら、インターネットの世界で誰よりも価値を発揮、のような「そりゃそうだ。けど、どこの会社もそこ目指してんじゃないの?」のような絞りきれない&独自性のないものだったら。従業員としては、なんだか、キラキラとできないんではないでしょうかね?
いち社員としては、やっぱり口にして嬉しかったり、誇れたり、チャーミングだったりしたいよ。
そんな私の出身のR社の言葉。多くの方がご存知の「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ」は、けだし名言です。コピーライター戸部としては、これ以上の名コピーは実はない気がしていて。などと、社員に思わせたら、それは会社の勝ちですよね。創業者江副さん作のこの言葉が優れているのは、企業の方向性も従業員の働き方(行動指針または、Value)も表明することができ、モチベートもできているところ。ですから、よい理念とは、しっかりと従業員目線も入っていることだと思うのです。ところが、実際の理念の多くが(ちゃんと言葉のプロに依頼している一流企業を除き)、なんだかまるでお説教のよう。でなければ、ハムラビ法典というべきか。「ねば!」「ならぬ!」「べき!」のような命令形のトーンが多かったり、やるべき方向や事業の範囲はわかるけど、ルールブックみたいだし。と、なんだか、つまんないなという気分になるのでした。
“そんな社会なら、欲しいわ!” “楽しそう、やってみたい!”が見えるといい理念。
というわけで、ひとまず今回の結論は、その言葉を聞いてみんなが(顧客と潜在顧客が)、「いいじゃん!」「大歓迎!」「そんな社会欲しい」とときめく。そして、従業員が「それ、やりたい。」「なーんか、わくわくするぞ」「うそ、カッコいい」「できたら、すげぇな!オレたち」とザワめくようなものであるべしです。さて、それをどうつくるのか?もちろん、最終的な仕上げにはクリエイティブなスキルも十分に必要ではありますが、「何を言うか」の根源的な部分にも多少のノウハウはあります。それに、経営やビジネスへの理解力だけでなく、人の認知構造や感情を動かすノウハウ(ここが、クリエイティブ&マーケティング力)の2軸がないと、本当に機能するものはつくれない!!なんて、このリクツは、また次回にて。そんな訳で、御社の理念やミッション/ビジョンはいかがですか?楽しそうで人をワクワクさせますか?世の中をなんだか、まっとうな方向に導いてくれそうですか?いい奴に見えていますか?
以上、現場からです!
- 当社の事例はこちら。
RELATED ARTICLE
関連記事
-
CARABINER MVV
企業スローガンとは?社是と何が違う?中小企業やBtoB企業での効果的な事例も紹介
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント126
-
CARABINER MVV
インナーブランディングが必要な組織とは?中小・BtoB企業などの事例も
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント39
-
CARABINER MVV
ビジョンとは?中小・BtoB企業にも必要?策定方法や導入事例もわかりやすく解説
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント122
RANKING
人気記事
-
CARABINER MVV
企業スローガンとは?社是と何が違う?中小企業やBtoB企業での効果的な事例も紹介
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント126
-
CARABINER MVV
ビジョンとは?中小・BtoB企業にも必要?策定方法や導入事例もわかりやすく解説
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント122
-
CARABINER MVV
ミッション、ビジョン、スローガン、それぞれの違いとは? | カラビナ
企業の採用やブランディングにおいて重要なミッション/ビジョン/スローガンについての詳しい解説です。会社の根幹を担う考え方を正しく理解する事は、業績や社員のモチベーション向上につながります。#ミッション#ビジョン#スローガン#違い#ミッション/ビジョン/スローガン
人気カウント77
人気記事
-
CARABINER MVV
企業スローガンとは?社是と何が違う?中小企業やBtoB企業での効果的な事例も紹介
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント126
-
CARABINER MVV
ビジョンとは?中小・BtoB企業にも必要?策定方法や導入事例もわかりやすく解説
ここではミッション、ビジョン、バリュー(MVV)、それぞれの意味や作成方法、その効果や浸透策についてご紹介していきます。企業はミッション、ビジョン、バリューなどの理念体系をまとめることで、自社が目指す方向が明らかになるなど、組織や経営に与えるメリットは多数あります。一方で、どの会社でも言えるような、ミッション、ビジョン、バリューになってしまうと、むしろ社員を迷わせてしまったり、企業への尊敬を薄めてしまったりするケースもあります。経営戦略とも密接に絡みながら、自社の目指すべき方向性やどのように社会に価値を返すかを定義していくミッション、ビジョン、バリュー。自社らしい価値を磨き上げることで、企業の成長に寄与する効果を生み出していきたいものです。人気カウント122
-
SPECIAL TALK
組織調査から浮かび上がってきた課題を解決するパーパスワークショップ 株式会社社会情報サービス様 | カラビナ
地域に特化したM&Aコンサルティング会社として設立されたユナテッド・フロント・パートナーズ様。今回のインタビューでは、採用サイト開発での成功ポイントとともに、その後の採用活動への影響などを伺うことができました。#クライアントボイス#採用
人気カウント121
-
CARABINER MVV
従業員も社会も賛同しやすいミッション/ビジョンとは? | カラビナ
様々な企業のミッション/ビジョン作成のお仕事をお手伝いする中で気づいた課題についてご紹介します。経営や組織、事業と深く関わる企業理念やミッション/ビジョンは、分かりやすく魅力的であることは重要です。#ミッション#ビジョン#スローガン#ミッション/ビジョン
人気カウント105
-
ORGANIZATION and BRANDING
強みを見つけるブランディング―あなたの会社の「よいところ」ちゃんと伝わってますか?
ブランディングと一言で言うけれど、その実態はなかなかわかりにくいのではないでしょうか。本書は、中でも中小企業やBtoB企業がブランディングを経営に活かそうと考えた時、どのような考え方があるのかを示したものです。 資金力のある大手有名企業やBtoCのやり方を真似しても、ノウハウも狙いも異なります。それ...人気カウント94