登山に行った時によく驚かされること。
それは山の中で見かけるいろんな種類のキノコの色です。一般的に日本には3000種類以上のキノコがあると言われています(※諸説あります)。また、これから松茸のシーズンになりますが、一般的に食卓にのぼるのは、ほぼ茶色系がほとんどだと思います。当然、山の中でも茶色系のキノコも多く見かけますが、なかには鮮やかなレッド、ブルー、ピンク、イエロー、グリーン、そしてそれが原色に近いものからパステル系のもの、またグラデーションになっているもの、そして水玉模様やマダラ模様のものなどなど。
キノコのことは詳しくないので、そのキノコが食べられるものなのか、そうでないのかはわからないのですが、とにかく色とりどりのキノコにお目にかかります。 これはCMYKでは絶対表現できない、RGBでも無理だ、などといつも職業病的思考で眺めているのですが。
そして、そんな色を自然界が創り出していることに、あらためて驚かされるのです。自然界が創り出す鮮やかな色彩については、鳥や昆虫の色が代表としてよく知られているところですが、キノコもそれに勝るとも劣らないのではないかと個人的には確信しております。
日ごろデザイナーとして、色に関しては注力しているつもりですが、モニター越しだけではなく、もっとリアルなところにも注力して、それをデザインの中に取り入れられないかを模索することで、今までとは一味違うデザイン表現ができるのではないかと思う今日この頃なのです。