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2022.09.20

わたしコラム|iPhone14は高いのか、安いのか。

iPhone 

少し前になりますが、WWDC22でiPhone14が発表されました。しばらくスマホを買い替えていなかったので、そろそろ欲しいなと思っていたのですが、値段を見てみてびっくり。最上位モデルは28万円を超えているではないですか。他のニュースも眺めていると、「転売ヤーが買い占める懸念が」なんていう記事も発見。慎重にお財布と相談している今日このごろです。

ちなみに、転売がなぜ起こるのか、みなさんはご存知ですか?(ここから先は、学生時代に教授から聞いた話ですが、)経済学的には「適正な価格がつけられていないから」というのが答えなんだそうです。つまり、スーパーの大根が転売されないのは正しい値段がついているからで、野球のチケットが転売されるのは安くつけすぎているからということ。

「転売ヤーを取り締まるのもいいが、まずは正しい値段をつけるべき。」というのが、その先生のお話でした。(一方で、需要の予測は専門家でも難しく、適正価格をつけるのも大変なんだそうです。)確かに、価格は需要と供給のバランスで決まるわけで、人が決めるというより、結果的に決まるのかもしれません。

制作を生業としている私たちは、コストから価格を見積もりますが、高いか安いかは、納品した後のお客さまの満足度によって変わるのだと思います。価格もまたお客様とのコミュニケーションの1つ。「カラビナは安かったな」と思ってもらえるようなお仕事ができますようにと、お財布を目の前に小さく祈ったのでした。

Written by
YUSUKE NISHINO

DIRECTOR & COPYWRITER

フリーランスのデザイナーとしてキャリアをスタート。2005年頃からデジタル領域に進出、ナショナルクライアントのサイト製作・ECサイト立ち上げ、運用などを経験。Webの制作進行から、お客様の課題把握、企画提案、コピーライティングまで行う。強みは前向きさと粘り強い挑戦心。