文化や価値観を立脚点に、ブランドを見直していく。
私たちが企業ブランディングの起点に置くのは、この「文化」のところです。組織のあり方に着目し、その企業独自の価値観などを見出しながら、ブランディングの核にしていく。そうすれば企業ブランドと実際の顧客体験のズレが生まれにくくなるはずです。企業ブランドは良いと思っていたのに、社員と接してみたら期待外れだった、などとはならない。それでこそ、しっかりと芯が通った企業ブランドだと言えるのではないでしょうか。
企業カルチャーは、その企業だけでは、分析できない。
自社の文化や価値観は、その会社で働いている人ではうまく見つけられないこともあります。同業と比較してみると、非常に優れた考え方やこだわりを持っているとしても、社員にとってはそれが「当たり前」で「日常化」してしまっていることがあるのです。
せっかくの“良いモノ“を眠らせてしまっている。案外、多くの企業で見かける現象です。自分の良さは、自分だけで見つけることは難しい。では、第三者ならば、誰でも良いわけでもありません。多くの企業の組織や風土を深く知っていなければ、その企業の固有性や特長、反対に課題と思われる文化も見つけることは難しいのです。
いくつもの組織を見つめてきた経験が、
企業ブランドづくりに生きる。
そんな私たちの強みは、採用コミュニケーションの世界で育ってきたことにあります。採用コンテンツを作る際には、お客様の経営層から事業部長クラス、優秀社員、そして、新人までとあらゆる人を取材し、その組織風土をたっぷりと味わいます。また、企業がどのような成長戦略を描いているかを知り、採用に落としていくという戦略づくりも行います。そのため、何百という数の企業を内側から見ることができ、業界特有の価値観や課題なども、ある程度、予見できるようになってきたのです。