オンラインも「いいね」な毎日に「思うこと」と「気づくこと」。
PLANNING / DIRECTION
オンラインも「いいね」な毎日に「思うこと」と「気づくこと」。
2020.05.12
POSTED BY FUMI TOBE
#ナレッジ #組織

STAY HOMEがすっかり流行り言葉のようになり、家にいることがあたりまえの毎日。わたしは、これはこれで楽しいなと感じています。22歳で就職して以来、こんなに長く家にいることもなかったし、すごく毎日が新鮮。オンラインで行う打ち合わせに関しても、当初、懸念していたほどクオリティも落ちず、悪くはないなぁ、と思う今日この頃です。

表情が読めないオンラインイベント、 どう司会する?

そんな中、ちょうどこの1週間で2つオンラインイベントを経験したので、その考察などを。1つ目は今通っている大学での先生の出版記念講演会。わたしは司会ということで、会の始まりや質問コーナーなどを受け持ちました。

オンラインの難しさはやはり、みんなの表情やちょっとしたボディランゲージが見えないことです。普段、ワークショップのファシリなどをする際は、「話したい雰囲気」を読んで、その人にバトンを渡したり、みんなの目を見て、「納得してるから、進んでよし」などと判断していたのですが、
画面越しでは、こういうものは書き消されてしまうんですね。

この講演会は対談方式でした。メインイベントの対談は、共著者のお二人の教授。哲学と組織論という2つの観点から、職場のこれからについて語り合うものでした。このモデレーターは、お二人に近い方が仕切ってくださったので、安心していましたが、その後の質問コーナーが思っていたより手強かった。

ある質問に先生のお一人がお答えになる。では、次の質問にいっていいのかな?と思うと、もう一人の先生が追加でコメントをされる。この呼吸が画面を見ているだけではわからない。そうすると、ちょっとテンポがね。少し物足りない感じになります。リアルなら、先生の肩の動きや口元の表情などで「なにか言いたそう」とわかるのに。

イベントを区切る「パワポ」にこだわる。事務局とメッセンジャーで相談し合う。

そこで、途中からFBメッセンジャーを使って、先生とコンタクトを取りながら進めたり。事務局を務める同期に、同質の質問をわかりやすく一言にしてもらったり。

「ありがとうございます」や「拍手」も、オンラインでは話者以外をミュートにしているので、なんだかシーンとしてしまう。思いを伝えたいので、事務局チームだけ、その時はミュート外して声を出して、などと普段は不要な“シナリオ”も用意しました。

その結果、リアルだったら、「もっと近づけるのに」というもどかしさは残ったものの、先生方の情熱や思いは交換することができたなぁ、とオンラインもまんざらではないね!という感想。

開催にあたって、プログラムやプロフィール、趣旨、アザー情報を割と綺麗にパワポでデザインして都度、画面共有したのですが、これが、いい意味で会の区切りになりやすかった。イベントの句読点のようなことを、ちょっとクリエィティブな工夫を施すことでよくなって、なんとなくイベントもグレードアップ感が演出できるのは、むしろオンラインならではの利点なのかもしれません。

<“なまもの”のオンラインイベントの司会をやって見えたこと5つ!>

1)節目節目に、パワポデザインの「表紙」を入れると、グレードアップ

2)登壇者と可能な限りメッセンジャーなどで相談できるラインを確保しておくとよい

3)バックヤードとの連携。司会の他にチャットを駆使して広報する役があるとよい。

4)「ありがとう」「拍手」などのサクラ役を、しっかり仕込むことでリアルに近い臨場感。

5)会場を盛り上げるためにブレークアウトルームを活用しグループで感想共有してもらうことで、満足感と活性化を図る

実際に使用したパワポ。セッションの節目となる。

おまけとしては、オンラインではカメラを見てしゃべると、相手の目を見て話している感じになるそうと、NHKの近江さんがHPで教えてくれていました。

と、長々と書いているうちに、もうこんな文字量!続きは、次にいたしましょう。今度は、オンライン打ち合わせについて、です。

Posted by
FUMI TOBE / CEO / CREATIVE DIRECTOR
代表取締役 クリエイティブディレクター/コピーライター 心理学科卒 91年 株式会社リクルート入社。ベンチャーから大手企業までの企業広告、ブランディングに関わる。2000年、クリエイティブディレクター/コピーライターとして独立。TCC会員。 【受賞歴】 東京コピーライターズクラブ新人賞/産業広告賞/福岡コピーライターズクラブ賞/東京コピーライターズクラブ ファイナリスト/BtoB広告賞金賞 など

RELATED POST

お問い合わせ

CONTACT

お仕事のご相談、弊社サービスに関するお問い合わせなど
下記リンク先お問い合わせ専用フォームよりお問い合わせください。

お問い合わせ
資料請求・お問い合わせはこちら
お問い合わせ