MA(マーケティングオートメーション)をすっごくさっくりな例え話でしてみる。
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MA(マーケティングオートメーション)をすっごくさっくりな例え話でしてみる。
2017.07.20
POSTED BY TADASHI YOKOYAMA
#コミュニケーション #コンテンツマーケティング #マーケティング #戦略

MA(マーケティングオートメーション)とは

こんにちわ、いつも黒い服を着て出社しているので、ほぼ黒い人と呼ばれる横山です。
今回は、MA(マーケティングオートメーション)について、書くことにします。
そもそも、『MAとは何か?』という説明しているサイトは多くあります…が、説明文章がカタカナばかりなんですよね…。

そもそも、今回MAの話をするきっかけがありまして、先日、同僚から『MAって言葉は聞きますが、具体的によくわからないです。』って話をされました。
もしかしたら、その同僚と同じように、言葉は知ってるけど、内容はちょっと…って思っている方もいらっしゃるのでは?と思ったわけです。
まぁ、私も人のこと言えないですけど。

例えば、wikipediaでMAの項目を見てみます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/マーケティングオートメーション

まぁ、たくさんのカタカナと英単語で説明されています。いや、大事なんですけどね。しっかりと理解する上では、これらの言葉は必要不可欠です。
ただ、今回はここでは専門的な話は一切しません
ですので、そういう話を読みたい方はGoogleで検索をして、もっと賢い方が専門的なお話をしているページをご覧ください。私も時間があるときは専門的に説明してくださっているサイトを読んでいます。

ただ、専門用語が並ぶ様を見ていると、思い出すことがあります。
私がまだパソコンを覚え始めたの頃、専門用語がわからず辞書を引き、そこに書かれている単語がわからず、更に辞書で調べて…。最後は最初に調べようとしてた単語に戻されてしまった!なんて笑い話でしたが、マーケティングなどの世界でも同様のことが起きそうな感じがします。
時間があれば別にいいですが、なかなかそうもいきません。

結局、なんか便利そうなのはわかるけど、どんなことが実現できるのか?の理解のハードルを高くしてしまっているわけです。
だから、今回、すっごくシンプルに考えてみようと思います。

半年ぶりに会う友人に、
あなたはどのように声をかけますか

突然ですが、質問です。
あなたは半年ぶりに仲の良い友人に一番最初になんて声をかけますか?
考えなくても、おそらく何個か候補が上がりますよね?
多くの方は
「○○さん、久しぶりです!元気してました?」
のような感じの言葉を投げるのではないでしょうか。

では、次に同じような質問です。
あなたは友人から紹介された方に初めて会う場合、どのように声をかけますか?

まぁ、上と同じような言葉を思いつく人はいませんよね。
大体の方は
「初めまして。私、○○の友人の■■と言います。彼とは長い付き合いでして…(以下略)」
と自己紹介から入るのではないでしょうか。

では、半年ぶりの仲の良い友人に会う際に初めまして。私、○○の友人の■■と言います。彼とは長い付き合いでして…(以下略)」と話しかけた場合、どうなるでしょうか。
おそらく友人は「いやいや、冗談はよしてくれ」と言ってきますよね。
もしかしたら、半年という時間で自分は忘れられてしまう存在だったのか。とネガティブに受け取る人もいるかもしれません。
とにかく、人と人のコミュニケーションにおいて、このような会話は失礼に当たるケースが多いです。

実は、このような失礼なコミュニケーションが、ウェブサイト上で、当たり前に行われているのが現状です。
だって、何度もお買い物をしているウェブサイトなのに「初めての方はこちら」ってボタンリンクがどーん!とわかりやすい位置にあるサイトって記憶にありませんか?
※最近はECサイトは会員制が多くなり、このようなサイトは実際は減ってきていますけど、まだまだあります。

何度も会っている人に「初めまして!」って大声で話すことと同じことがおきているわけです。

最適なサイト内コミュニケーションを作る

人と人が自然にやっているコミュニケーションを、サイト内で実現できるのがMAです。
そんでもって、人間では難しいこともMAは実現できます。例えば、毎日1万人に会うとして、私たちは1万人を正しく記憶することは非常に難しいです(天才を除く)。
MAは1万人だろうが、1億人だろうが記憶をしてくれます。

MAは事前に設定されたデータをどんどん記録していきます。
例えば、訪問回数やページ履歴、閲覧時間、登録情報などがあります。
これらのデータをデータベースに記録し、必要に応じそれらのデータをグループに分けます。

100人とした場合、
会員登録をしている60名、してない40名
男性60名、女性40名
20代20人、30代50人、40代10人、50代20人

とか大きなグループで別れています。

他に、趣味のように多岐にわたる小グループもあります。
また、訪問回数が「初めて、2回め、3回目、4回目…」とか、前回のアクセスから「○日間空いている」という流動的なものまで。

それらのデータを活用し、自動的に正しいコミュニケーションをサイト内に作り上げていくことが可能になります。
ですから、MAを活用することで、契約率を高めることや、サイト内でのユーザー体験を最適化させることができるのです。

例えば、半年ぶりに10度目、いつも黒いTシャツをお買い上げいただいている男性20代ユーザーさんがアクセスしてきたとします。
彼に最適なファーストコミュニケーションを考えてみましょう。

「●●さん、お久しぶりです!ごアクセスありがとうございます。
いつも、黒いシャツをお買い上げいただいてますよね。
この半年で新しいデザインの黒いTシャツが新発売されましたよ!
よろしければ、そちらもご覧になりますか?」

みたいな感じがいい気がしません?

決して、「アクセスありがとうございます!当店のご利用は初めてですか?当店のご利用ガイドラインはこちらですよ!」ではないですよね。

SNSとの連携などで更に最適化されたコミュニケーションを形成する

近年ではSNSのパーソナル情報や、多くのASPサービスのパーソナル情報がビッグデータとして管理されている時代です。
サイト内だけでは収集が難しい情報なども、大企業がもつ集約されたデータを自社サイト内に反映させることで最適化させることも可能になるでしょう。

従来のユーザーがサイト内で情報をくまなく探す時代は終わり、発信側が最適な情報をユーザーに提供する時代となっています。
特にスマートフォンのアクセスが60%を軽く超える時代になり、ユーザーのサイト内の動向も大きく変化しています。
そして、それは同時にサイトの在り方も変わらなければなりません。
ユーザーの無意識にストレスを与えるサイトは改善を求められ、最適なコミュニケーションを形成するサイトが効果を出す時代になります。

コンテンツや商品に投資をすることも大事です。
ですが、サイトにかぎらず広告を含むコミュニケーション設計に投資をし、円滑にすることが求められる時代が確実に来ています。

MAツールは、いずれ中小企業における採用マーケットにも活用される時代がくる。

世の中には多くのMAツールが存在しています。
弊社では、先日MAのカンファレンスセミナーなどにも参加してきました。
セミナーでお話を聞きましたが、たとえばHubspotなど有名ですよね。

自社のカスタマーとのコミュニケーション課題を抽出し、その課題に対し最適なMAを投入することの重要性が高まっています。
近年ではAIを活用したMAの精度や情報処理能力を高め、更にコミュニケーションを最適化する動きが生まれています。
今回お話したのはMAの機能のほんの一部です。他にもたくさんの便利が詰め込まれています。
是非、興味があったらMAのサービスを色々と見てみることをおすすめします。

今までサイト内運用に人材リソースを割いて対応していたものがMAにより自動化され、浮いたリソースをより重要度が高い業務に回すことで企業全体の最適化も実現されますよね。

Posted by
TADASHI YOKOYAMA / WEB DIRECTOR / DEGITAL MARKETING PLANNER
メディア制作運用会社、求人広告代理店にてウェブ担当者を経て、デジタルマーケティングをリクルーティング分野で活かすため㈱アールプラスの起業メンバーに加わる。2017年にCOO退任後、カラビナへウェブ戦略・ウェブディレクター担当として入社。ウェブ戦略からデザイン・マークアップによるプロダクトを提供。

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